2017年4月21日金曜日

人工甘味料:卒中・認知症リスク増加の可能性

Framingham Heart Study Offspring cohortの検証


サッカリン、アセスルファムK 、アスパルテーム、ネオテーム、スクラロースなど非栄養価甘味料が代表的。ステビアは2008年FDA認可。微量で甘みを形成する人工物。

有害性機序の解説論文中に見いだせないが・・・

Sugar- and Artificially Sweetened Beverages and the Risks of Incident Stroke and Dementia
A Prospective Cohort Study
Matthew P. Pase, et al.
https://doi.org/10.1161/STROKEAHA.116.016027
Stroke. 2017;STROKEAHA.116.016027


卒中45歳超(平均 62 [SD, 9]歳; 男性 45%)2888名
認知症60歳超 (平均 69 [SD, 6]歳; 男性 46%) 1484名

コホート調査時点での食事回数アンケート定量化による飲料摂取評価

アンケート 5 (1991–1995), 6 (1995–1998), 7 (1998–2001)、主にアンケート7と累積消費量で評価


年齢、性別、教育(認知症解析)、カロリー摂取、食事の質、身体活動、喫煙補正後、
人工甘味ソフトドリンク摂取の直近摂取量と総摂取量多いほど、虚血性卒中、全原因認知症、アルツハイマー性認知症リスク増加

参照値として1日累積摂取量0としたハザード比は、虚血性卒中 2.96 (95% 信頼区間, 1.26–6.97)、 アルツハイマー病 2.89 ((95% 信頼区間, 1.18–7.07)

糖添加飲料と卒中、認知症相関認めず


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