2014年3月18日火曜日

システマティック・レビュー&メタアナリシス:冠動脈性心疾患:飽和脂肪酸制限ガイドラインでアドボケートするほどの現行エビデンスは存在せず

メディアの関心も高いようだ
http://goo.gl/cM0zAu

今までは“飽和脂肪酸=悪”という訳だったわけだから、その根拠がないなどとなると・・・驚く


国際共同研究解析にて、コホート・RCTにおいて、冠動脈疾患と飽和脂肪酸摂取の関連性に関して驚くべき報告がなされた。

ガイドラインでは、脂肪酸摂取変容をアドボケートしているが、多価飽和脂肪酸の高摂取制限や、総飽和脂肪酸制限と冠動脈疾患との関連性を示唆するエビデンスは存在しない


飽和脂肪酸摂取制限は悪いことではないだろうが、ガイドラインでアドボケートするほどの現行エビデンスは存在しない



Association of Dietary, Circulating, and Supplement Fatty Acids With Coronary Risk: A Systematic Review and Meta-analysis
Rajiv Chowdhury, et. a.
Ann Intern Med. 2014;160(6):398-406-406. doi:10.7326/M13-1788


脂肪酸食事摂取に関する32の観察研究(530,525名)、脂肪酸バイオマーカー17観察研究(25,721名)、脂肪酸サプリメント・ランダム化対照トライアル27(103,052名)

観察研究にて、ベースライン食事脂肪酸摂取量トップvsボトム3分位比較 冠動脈相対リスク :飽和脂肪酸  1.02 (95% CI, 0.97 to 1.07) 、 単不飽和脂肪酸  0.99 (CI, 0.89 to 1.09)、 長鎖ω3不飽和脂肪酸  0.93 (CI, 0.84 to 1.02)、  ω6不飽和脂肪酸  1.01 (CI, 0.96 to 1.07) 、  トランス型脂肪酸  1.16 (CI, 1.06 to 1.27)

血中脂肪酸推定では、それぞれ、 1.06 (CI, 0.86 to 1.30)、  1.06 (CI, 0.97 to 1.17)、   0.84 (CI, 0.63 to 1.11)、   0.94 (CI, 0.84 to 1.06)、  1.05 (CI, 0.76 to 1.44)

個別血中脂肪酸値と冠動脈性心疾患との相関に関しheterogeneityあり
ランダム化対照トライアルにて、冠動脈疾患相対リスクは、α-linolenic 0.97 (CI, 0.69 to 1.36)、 長鎖ω3PUFA 0.94 (CI, 0.86 to 1.03)、 ω6PUFAサプリメント 0.89 (CI, 0.71 to 1.12)




Calculator-gate問題など、脂質再考する良い時期なのかもしれない

悪玉コレステロール低下のため飽和脂肪酸摂取制限するというのは、不正確なことで、飽和脂肪酸のみ非難することは、結果的に炭水化物摂取やω6PUFA増加をもたらすことになるのではないかと・・・
https://soundcloud.com/bmjpodcasts/replacing-saturated-fats-are/s-iBi03


http://www.cbc.ca/news/health/saturated-fat-alone-doesn-t-predict-heart-disease-risk-1.2576252


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