2013年12月26日木曜日

多施設二重盲験シャム対照:半月板損傷:半月板切除術関節鏡手術にて改善効果認めず

 内視鏡的膝関節半月板切除術は整形外科手術として最も多い手術の一つ。だが、その有効性検討は十分でない。
146名(35〜65歳)膝症状を有する、変性的内側半月板断裂・膝変形性関節ではない例の 多施設ランダム化二重盲験sham対照トライアル。プライマリアウトカムは、Lysholm及び Western Ontario Meniscal Evaluation Tool (WOMET) スコア

 ITT分析にて、ベースラインから12ヶ月までプライマリアウトカムに差を認めず

Arthroscopic Partial Meniscectomy versus Sham Surgery for a Degenerative Meniscal Tear
Raine Sihvonen, et. al.
 for the Finnish Degenerative Meniscal Lesion Study (FIDELITY) Group
N Engl J Med 2013; 369:2515-2524December 26, 2013DOI: 10.1056/NEJMoa1305189


膝関節半月板切除術:partial meniscectomy
手術療法として以前は、半月板全切除術が行われていましたが、半月板を全て切除することで変形性膝関節症が続発するため、現在ではできるかぎり半月板を温存する手術が行われます。まず、関節鏡にて半月板の損傷の程度を確認し、縫合できる状態であれば半月板縫合術を行います。半月板の縫合できない場合には、傷んだ部分のみを切除する部分切除術を行います。関節鏡を用いるため、手術の創は小さく1cmの創が2、3箇所できるのみですが、縫合する場合は、損傷の部位と種類により、関節鏡視下で可能な場合と、関節を切開して直接する場合などがあります。http://www.kitasato-u.ac.jp/hokken-hp/section/shinryo/orthopedics/disease/if.html

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