2013年8月22日木曜日

高身長遺伝子変異:鉄吸収増加 ・・・ 低身長は鉄供給により是正の可能性?

遺伝的鉄過剰疾患であるHFEヘモクロマトーシス(ホモ接合体 C282Y遺伝子変異 93%、 compound H63D-C282Y遺伝子変異 7%)は、一般より有意に背が高い(男性で 4.3cm、女性で3.3cm)
この遺伝子異常は比較的両性の疾患で、鉄過剰状態がごく軽度鉄腸内吸収増加させる異常で、、フェリチンが1,000 mcg/Lを超えることがないのが幸いしている状況。

HFE変異は北欧に多く、ケルト民族6千年ほどにさかのぼれ、アイルランド系に比べ、高身長。

成長遅延が鉄不足で生じることが多ことと、鉄慢性的十分状態の時、低身長は少ない。
身長正常な子供でも、身長増加に関して、鉄必要量と供給量が影響を与えるのかもしれない。


Increased Height in HFE Hemochromatosis
N Engl J Med 2013; 369:785-786August 22, 2013DOI: 10.1056/NEJMc1303066

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単なる仮説ですが、40年前に知っておけば・・・ 



ただ、炎症性疾患に関して言えば、鉄は毒! ・・・ これだけは知っておくべき
そして、鉄過剰状態が問題となることも多い。

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