2013年5月15日水曜日

ホテルは部分的禁煙では効果無い。部分的禁煙ではニコチンだけでなく発がん性物質も暴露させる。



ホテルは完全喫煙でないと、非喫煙者を守れない。非喫煙者は、部分的禁煙客室ホテルを避けよう。


Thirdhand smoke and exposure in California hotels: non-smoking rooms fail to protect non-smoking hotel guests from tobacco smoke exposure


要約

序文 この研究は、完全禁煙と完全喫煙でないホテル内の喫煙汚染(いわゆる、三次喫煙: THS; thirdhand smoke)を検討し、終夜滞在非喫煙宿泊客に対する喫煙汚染暴露されるかの検討研究

方法 完全禁煙あり(n=10)と、完全禁煙無し(n=30)の層別化ランダムサンプル調査。表面・大気の喫煙空気汚染分析(ie. ニコチン、3-エチニルピリジン, 3EP)。
ゲストルーム終夜滞在同時宿泊・非喫煙者の尿中、指ぬぐい試料で、ニコチンやタバコ特異的発がん物質4-メチルニトロサミノ-1-3-ピリジル-1-ブタノンをコチニンの代謝産物による測定、4−メチルニトロサミノ- 1-(3-ピリジル)-1-ブタノール(NNAL)をそれぞれ測定。
 
知見完全禁煙ホテル比較で、表面ニコチン・大気3EPを、非喫煙・喫煙ルームで評価。
喫煙ルームでの大気ニコチン濃度は、完全喫煙あり無しのホテルの非喫煙ルームに比べ、有意に高値 。 
喫煙ルームの外側の廊下表面も、非喫煙ルームよりニコチン濃度高値 。 
完全禁煙無しホテルの無喫煙同泊者は、完全禁煙のホテル滞在者に比べ、指のニコチン濃度高く、尿中コチニン濃度高い。
同泊者は最大汚染10ルームに滞在後尿中NNALは有意増加。 
結論 ホテル内の部分的禁煙では、タバコ喫煙やタバコ特異的発がん物質暴露から、非喫煙客を防御できない。非喫煙者は、完全禁煙のホテルに滞在するよう助言する。
完全喫煙から部分的免除ポリシーでは、有効でない。 

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