2012年11月12日月曜日

睡眠障害:神経発達障害子供へのメラトニンの効果

神経発達障害児(3-15歳)の睡眠障害へのメラトニンの効果(12週間)


Melatonin for sleep problems in children with neurodevelopmental disorders: randomised double masked placebo controlled trial
BMJ 2012; 345 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.e6664 (Published 5 November 2012)

メラトニンは、睡眠日記記載測定総睡眠時間(n=110)を22.4分(95% 信頼区間 0.5 ~ 44.3 分) 増加、actigraphy測定睡眠時間(n=59)を 13.3 (−15.5 to 42.2) 分 増加。

メラトニンは睡眠日記測定睡眠 (−37.5 分, −55.3 to −19.7 分) 、actigraphy測定 (−45.3 分, −68.8 to −21.9 分) による入眠遅延を減少させた

メラトニンは、この入眠遅延減少効果は、もともと入眠遅延の長い子供にとくに効果が認められた(P=0.009)

メラトニンはプラシーボ比較で覚醒時間早期化(29.9 分, 13.6 to 46.3 分)

子供の行為・家族の機能的アウトカムは若干改善し、メラトニン使用に効果が見られた。
副事象は軽度で対照群と同等。



メラトニン徐放もしくはメラトニンアナログとの比較が必要と結論で書かれている。



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