2012年5月1日火曜日

子供へのテレビの影響: ファーストフード宣伝になじみがあるほど肥満増加




Tanski SE, et al "Alcohol marketing and underage drinking behavior" PAS 2012; Abstract 2740.6.


PAS:
http://www.pas-meeting.org/2012Boston/default.asp


ファーストフードとアルコールのテレビ宣伝が若年者・子供へ悪影響を与えているという実態の報告が、米国の小児科学会年次集会でなされた。

広告暴露に関する電話・ウェブ-ベース評価
15-23歳まで 2359名の回答者、トップ25の食品会社から、500以上のうち、20の広告をランダム・サブセット照会。

ブランド化除外のため 、デジタル処理した画像を示し、広告認識された場合 あるいは他の類似宣伝と認識した場合 1点、、ブランドを当てた場合を2点とする。

体重とfamiliarity scoreと相関(P=0.03)、正常体重 21.4%
過体重 22.3% vs 15.7%、 肥満 23.7% vs 13.6%



広告認識スコアが1点増加する毎、統計学的に、肥満リスクが増加する(年齢、人種、性別、教育、ソーダなどの糖甘味飲料使用量、運動、テレビ視聴中スナック食補正後)





アルコール宣伝に関する認識は、肥満と相関せず、故に、食品の宣伝に関して特異的な減少と結論。





ファーストフード店の宣伝だけで無く、子供向けお菓子の宣伝に関しても注意が必要だろう。

テレビ宣伝などに、おとなも無防備だが、子供は なおのこと無防備子供の心をつかむように作られたフレーズやキャラクターが子供の身体に悪影響を与えることがある。

コマーシャルなどの子供の健康への悪影響に関する配慮が、日本には足りない
・関係各学会、たとえは、小児科学会や精神科学会などはこういう話題を大きく取り上げない。
・消費者庁が本来こういう仕事をすべきなのになにも行ってる形跡がない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note