2012年4月5日木曜日

RCT:亜鉛サプリメントは小児重症肺炎でアジュバント効果をもたらすか?

下痢と肺炎が5歳未満の子供の疾病および死亡原因をリードする状況。亜鉛サプリメントは急性下痢症治療に有効で、肺炎予防への役割の可能性もある。重症肺炎への入院・抗生剤治療で、アジュバント治療として投与したときのRCT



A Randomized Controlled Trial of Zinc as Adjuvant Therapy for Severe Pneumonia in Young Children.
Pediatrics. 2012 Mar 5. (pubmed)

2ヶ月から35ヶ月齢610名の子供

亜鉛(2-11ヶ月齢 10mg、それ以上20mg)投与14日間まで

亜鉛群の回復速度に有意差境界域で有効だが、統計学的に有意差認めず(ハザード比 1.10, 95%CI 0.94~1.30)
同様に治療失敗リスクは亜鉛群で、軽度低いかもしれないが有意差無し(リスク比 0.88、95%CI 0.88-1.10)

両方、有意差無しなのだが、結論は、亜鉛サプリメント肯定的結論づけ



“結論と結果”不一致論文

比例ハザードによる“ハザード比”と、相対リスクで検討した都とも割れる“リスク比”が混ざる報告・・・データ表現に恣意性を感じる。

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