2012年4月12日木曜日

シフト労働:“睡眠時間短縮”+“概日リズムの乱れ” → 安静代謝低下 年4.5kg体重増加に相当

筆者であるBuxtonは、身体の正常睡眠周期を繰り返し断絶させることは、安静代謝を低下させ、カロリー燃焼を阻害する。その影響は、8%に及び、年間で4.5kg体重増加に相当する、と述べている。


Research Article
Obesity and Diabetes
Adverse Metabolic Consequences in Humans of Prolonged Sleep Restriction Combined with Circadian Disruption
Sci Transl Med 11 April 2012: Vol. 4, Issue 129, p. 129ra43

睡眠時間の少なさと、概日の乱れは、メタボリックシンドロームと糖尿病と関連するという疫学研究で示されている。
この研究は、概日リズムの乱れと睡眠時間長時間化の制限、すなわち、シフトワークで生じる、この睡眠異常の、糖調整障害、メタボリズム悪影響検討

適正睡眠ベースライン状態・5週間超 → 24時間あたり5.6時間の睡眠制限+概日リズム異常(28時間"日" の繰り返し)の組み合わせ3週間 → 概日re-entrainment+睡眠回復 9日間


睡眠時間制限+同時の概日異常の組み合わせにより、安静代謝率減少、食後血糖増加をもたらし、不適正な膵臓インスリン分泌をもたらす。

9日間の睡眠回復・安定した概日リズム回復により、これらのパラメータ正常化。

概日リズムの乱れと睡眠時間短縮同時に存在することで、代謝に変容をもたらし、肥満・糖尿病リスク増加させる。

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