2012年2月16日木曜日

米国:難民の“有鉤条虫”感染”症例に注意喚起

アジア・アフリカで蔓延する“有鉤条虫”、この抗体の難民中の保有率が22.5%(95%信頼区間 20.7-24.4)陽性

  • ブルンジ: 25.8%
  • ミャンマー: 23.2
  • ブータン: 22.8
  • ラオス: 18.3
男女比はミャンマーでオッズ2 (95%CI 1.3-3.1)で男性に多く、他の地域でもさらに男女比のばらつきが目立つ。

難民診療に当たる場合、注意が必要。



O'Neal S, et al "Seroprevalence of antibodies against Taenia solium cysticerci among refugees resettled in the United States" Emerg Infect Dis 2012; DOI:10.3201/eid1803.111367.





Taenia solium 条虫症(taeniosis)/嚢虫症(Cysticercosis)アジアのデータ( http://cnia.inta.gov.ar/helminto/A%20Cisticercosis/Taenia%20solium%20taeniosis%20cysticercosis%20in%20Asia.pdf




トロピカルな食べ物を日本で食すことができるようになった昨今だが、やはり、生食には注意が必要。 韓国では、陽性率4%~2%程度の感染率がある。地域によるばらつきがあるようだがベトナムでは3-13%。中国ではさらにばらつきがあり、2.2%、3.2%、4.3%、11.2%などという数字となっている。

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